□気ままな子供・水木さん
1年遅れで入学した小学校では、いつも2時間目からの登場でした。弟も兄もバタバタ食べて(遅刻しないように)学校に行くんですけど、朝寝坊で大食らいの水木さんは朝飯はゆっくり食べ、弟や兄の残した分まで食べてから行くの。だからいつも2時間目の登場。初めは叱られていたけど、しまいにはこういうもんだと平気でした。1時間目はどういう訳かいつも算数で、習わないからいつも0点ですよ。

□水木さんの妖怪ルーツ
映画館をやっていた親父の話やのんのんばあから聞いていた話とか、そういうのを自然に聞いて育っていたし、好きだったからね。やっぱりそういう場所に生まれれば、種がある訳ですよ。
だから、のんのんばあが話す日本古来の普通の人が信仰していた世界を想像じゃなくて、ごく自然に描けた訳です。

※「のんのんばあ」とは
家にお手伝いに来ていた子守のお婆さんの事。お人好しで人一倍信心深かった彼女は、この世のものならぬ存在が引き起こす様々な現象を恐ろしく真面目に、そして合理的に説明してくれた。目に見えない世界へのよき案内人として、幼いしげる少年へ大きな影響を与えた人物。