連休の中、本当に今日は有難うございます。
久し振りにこういう所に立ったので、とてもあがってしまっていますけど、大変嬉しく思っています。
ゆっくりとリラックスして、今日は楽しんでいってください。
 
 
「THE FOURSEASONS〜四季の足跡〜」
50点目となったこの作品は、何か連作を作ってみたいという思いから出来たものです。サイズも皆さんのお部屋に飾りやすいように少し小さめにして、額の入れ替えとか色んな事が出来るようにと考えて作りました。
作品[春〜桜〜]では、厳しい冬を乗り越え生命の賛歌を猿がめいっぱい感じている所を。そして作品[夏〜翠〜]は、夏を精一杯生きるホンドギツネを描いています。このように、4作品から春夏秋冬(季節感)を感じて頂ければと、色々な意味や思いを込めて描きました。

「勇者」
この作品は「THE FOURSEASONS〜四季の足跡〜」の発表後、もう一度ワイルドライフアートを見つめ直してみたいなと思って作ったものです。
殆ど装飾的なものは排除し、豹の精悍な顔や素晴らしい肉体(柔らかい筋肉やしっかりした骨格)の美しさといった、野生動物そのものを表現したいなという気持ちを込めて描いた作品です。

「秋の贈り物」
これは少しイメージを変えて、自分なりの日本画とアメリカのワイルドライフアートをミックスした作品が出来ればなと思って作った作品です。縦長の細い画面構成でデザイン的に処理しましたけど、それなりに面白く出来たんじゃないかなと思っています。
これは私事ですが、娘が10月に結婚しまして。父親が絵描きなんで、娘に原画を持たせてやりたいという気持ちで描いた作品です。一人娘だったので、戻って来ても困るんだけど(笑)、まだ寂しいなという気はしますね。

「寒い朝」
これは鳥の展覧会(11月に千葉県我孫子市で開催)のために作った作品で、山科鳥類研究所という鳥の生態系を調べている協会より、協会長賞を頂いたものです。
鳥好きな方にはわりと評判がよくて、キジバトの凛とした姿と冬の寒い時にダウンジャケットをボコッと膨らませたような可愛らしい表情が描けた作品じゃないかなと思っています。

 
 
野生動物は殆どじっとしていないので、私は写真を何枚も撮ってアトリエに持ち帰り、絵を描くという方法をとっています。それと、アラスカの空気や水、風の匂いを感じながら描きたいという想い(作品の出来上がりが違う)があるので、実際にアラスカでもアフリカでも取材に行き、大地の雰囲気を感じとって描くようにしています。それが無くなったら、ただの写真を見て描くだけの絵描きになってしまうんで。
アラスカは星野道夫さん(※)がいうように、二つの世界があると思うんですよ。私が喋っているこの同じ時に、大氷河が大きな轟音と共に海へ崩れ落ちたり、ハクトウワシが夕日の中を飛んでいる、その瞬間が見られるかもと。そう思うだけでワクワクして、とっても心が豊かになります。そういう時をいつも見ていたいし、感じていたいですね。

(※)星野道夫[自然写真家]
1952年、千葉県生まれ。慶応義塾大学卒業後、アラスカ大学野生動物管理学部に留学。以降、アラスカの自然と野生動物、先住民の人々を撮り続ける。写真集、エッセイ集をはじめとした著書を多数発表する等、国内外で活躍。1996年8月、ロシア・カムチャツカ半島でヒグマに襲われ急死。
 
 
日本ではツキノワグマが殆ど絶滅状態であったり、野生動物は危機的状況にあります。じゃ、絵描きに何が出来るのかというと、絵(野生動物)を描いて見てもらい、何かを感じて頂く。ちっちゃな事しか出来ないけど、そういう事が次の世代にも何か残していけるんじゃないかなと思うんです。私は同じ地球上に住む人間以外の動物は、同じ共同体の中で生きている友人であり仲間であると。そして、彼らの方が人間よりもっと前から生きているんだと。その辺を考えて、上手く共存出来ればいいなと考えています。
 
 
今回のプレゼント番号

ジョウ・ナイトウサイン色紙
s030503